大山崎山荘美術館は穴場です! 19.11.29

   
 京都にある大山崎山荘美術館をご存じですか? 開館から20年以上経っているのですが、その存在を全く知りませんでした。京都の紅葉特集に掲載されているのを見て、こんな素敵なところがあるんだと。奈良から1時間ほどで行けるので、先日、姉と訪れました。
 この美術館は、アート作品だけでなく、建物や庭園も楽しめるのが魅力。昭和初期に実業家の別荘として建てられた本館は英国風の造りで、クラシックな雰囲気が絵になります。内部は撮影不可なのでご紹介できないのですが、ヨーロッパ製のステンドグラスやオルゴール、時計などがさりげなく配置されていて、お部屋自体が展示物のようでした。個人的に一番気に入ったのは、2階に上がる階段の踊り場に置かれていた仕掛け時計。重りをつけた糸が棒にクルクル巻き付く様があまりにも面白くて、姉に呆れられるほど眺めました。
 手入れが行き届いた庭園は、散策にもってこい。紅葉以外にも数々の植物を楽しめる上、池やモニュメントがあって変化に富んでいるので、見応えたっぷり。あちこちで写真を撮りながら、のんびり歩き回りました。
 紅葉のピークだったので、さぞかし混んでいるだろうと思いきや、意外と空いていたし、交通の便もグッド。ここは、京都でゆっくり紅葉が楽しめる穴場です。桜の季節もオススメらしいので、春にまた行きたいな。
 最後に、当日、私がやらかしちゃったことを告白。一つは、美術館入口での出来事。カメラを構えていたら、ちょうどお母さまと2人の娘さんが出てこられて、「3人の写真を撮ってもらえませんか?」と。もちろん引き受けたのですが、渡されたのはスマホ。「ひゃ~、使い方が全く分からない!」と焦りながらも、「どこをバックにお撮りしましょうか?」とカメラマン気取りで挑んだ結果、3回も失敗。だって、シャッターボタンの押し方が難しいんだもん。「軽く押すだけで大丈夫ですから」と教えてもらって、なんとか1枚、撮り終えました(「あ~この人に頼んだのは間違いだった」という表情を浮かべられたのを、私は見逃しませんでした)。やっぱり、ガラケーからスマホに替えないといけないわ~。
 もう一つは、モネの「睡蓮」など名画を観賞できる地中館での事件。大好きなシャガールの「ヴィテプスクの上で」を見ているとき、プレートではなく壁に直に書かれた作品のタイトルをつい触ってしまいました。すると、スタッフの方がスゥ~と傍に来られて、「お客様、額縁の裏にセンサーがあって、警報が鳴る場合がありますので、お気をつけ下さい」と。ひゃ~、壁タッチもダメだったのか~。「ごめんなさい。どうやってタイトルが書かれているのか気になって…」と平謝りすると、「シールですよ」と優しく微笑みながら、去っていかれました。あ~危なかった! 警報が鳴らなくて、本当に良かったです。
   

最寄駅のJR山崎から美術館に向かう道。自然にあふれた

最寄駅のJR山崎から美術館に向かう道。天王山ハイキングのコースにもなっています

途中にあった夏目漱石の句碑。

途中にあった夏目漱石の句碑。「宝寺の隣に住んで櫻なり」と刻まれています。山荘を訪れた際に詠んだものだそう

トンネルを抜けると、美術館がすぐ先

琅玕洞と呼ばれるレンガ造りのトンネルを抜けると、美術館はもうすぐ。ワクワクします

かつて使われていた○○

山荘を設計・建築した加賀正太郎氏の甥御さんのお住まいだそう

南天とモミジ。赤×赤が美しい

ナンテンとモミジ。赤×赤が風情たっぷり

広々した庭園から美術館の本館が臨めます。ここで、お弁当をいただきました

広々した庭園から美術館の本館が臨めます。ここで、お弁当をいただきました

この庭園にあるバリー・フラナガンの彫刻。

この庭園にあるバリー・フラナガンの彫刻「ボールをつかむ鉤爪の上の野兎」。どこかお惚けた表情が可愛い。それにしもデカい!

ランチ後、庭園を散策。どこを切り取っても絵になります

ランチ後、庭園を散策。どこを切り取っても絵になります

クチナシ。こんな黄色の花だったんだぁ。ちゃんと名前が書かれていて、勉強になりました

クチナシ。こんな黄色の花だったんだぁ。ちゃんと名前が書かれていて、勉強になります

地面に落ちたモミジも綺麗

地面に落ちたモミジが綺麗

水面に浮かぶモミジも綺麗

水面に浮かぶモミジも綺麗

蓮が浮かぶ池

睡蓮が浮かぶ池。夏になると花が咲くそう

ミツマタ

Y字路の紅葉に妙に心惹かれました

姉が「あれは何?」と指差す木を見たら、カリンの実が。

姉が「あれは何なんだ?」と指差す木を見たら、カリンの実が。枝に直接ついているような姿が面白い

ここはレストハウス。かつて車庫として使われていたそうで、チューダーゴシップ様式で建てられています

ここはレストハウス。かつて車庫として使われていたそうで、チューダーゴシップ様式で建てられています

サザンカとモミジ。

サザンカとモミジ。我が家のサザンカと違って立派

庭園には灯篭もあって、和の雰囲気

庭園には灯篭があって、和の雰囲気もあります

橡の木茶屋と地中館の間には水の流れが

橡の木茶屋(左)と地中館(白壁)の間には水の流れが。細部にも凝っています

美術館の門

本館の敷地に入る門。レンガ造りで可愛い

やっと本館に着きました。なんともレトロな雰囲気が素晴らしい

やっと本館に着きました。なんともレトロな雰囲気が素晴らしい

本館前にも紅葉が。イエローに色づいたハクモクレンが印象的でした

本館前にも紅葉が。イエローに色づいたハクモクレンが印象的でした

ドウランツツジと笹。

ドウランツツジと笹。我が家の庭にもありますが、なんだか風情が全く違う

え? イノシシ? 怖~い

え? イノシシ? 注意と言われても、遭遇したら、どう対処したらいいのやら

山荘を建てた加賀氏が使ったという泥落とし。靴に泥はついてなかったけど、はい使ってみました

中央下にあるのが、加賀氏が使ったという泥落とし。靴に泥はついてなかったけど、一応、使ってみました

洋風の本館の前に、和風な門が。

洋風の本館の前に、和風の門が。奥に非公開の茶室があるよう

いよいよ美術館の中に。入口を入るとショップがあって、大賑わいでした

いよいよ美術館の中に。そう、ここがスマホ事件の現場です

館内は撮影禁止ですが、テラスから外を写すのはOK。ここは本館1Fのテラス

館内は撮影禁止ですが、テラスから外を写すのはOK。ここは本館1Fのテラス

右に見える白亜の建物は、2012年に完成した「山手館」。安藤忠雄氏が設計

右に見える白亜の建物は、2012年に完成した「山手館」。安藤忠雄氏が設計。ここには東山魁夷のスケッチが展示されていました

本館2Fのテラスから。白くて高い建物は栖霞楼。手前に見えるのはフランソワ=グザヴィエ・ラランヌ

本館2Fのテラスから。白くて高い建物は、登録有形文化財の栖霞楼。手前に小さく見えるのはフランソワ=グザヴィエ・ラランヌの彫刻「新しい羊」

安藤忠雄設計による地中館「地中の宝石箱」は、周囲の景観との調和をはかるため半地下構造で設計されています

安藤忠雄設計による地中館。半地下構造で、本館とは異なるモダンな造り。警報なったかも事件はここで起きました

地中館のエレベーター脇に置かれた彫刻。作品名を控えるのを忘れました

地中館のエレベーター脇に置かれた鳥の彫刻。作品名を控えるのを忘れました

地中館に向かう階段で展示されていたロダンの「考える人」。ここは撮影OKなのかな?と思いながら、もし

地中館に向かう階段に展示されていたロダンの「考える人」。他の方が写真を撮られていたので、撮影OKなのかと

これも階段の途中に置かれていたので撮影しちゃいました。マイヨールの「」

これも階段の途中に置かれていたマイヨールの「女性像」。撮影不可なら、ごめんなさい

地中館から本館を臨んで。どの角度も絵になります

地中館から本館を臨んで。一眼レフを持ったオジサマが、この角度で写真を撮られていたので、私もシャッターを切りました

赤、オレンジ、イエロー、グリーン。様々な色がミックスされたモミジは、最高

地中館の側にあったモミジ。赤、オレンジ、イエロー、グリーンのミックス加減が、見事でした

最後に本館2Fにあるカフェのテラスから外を眺めて。カフェを利用しなくてもテラスに出ることはできるよう。手前にお弁当を食べた庭園が見えます。遠くには

最後に本館2Fにあるカフェのテラスから外を眺めました。カフェを利用しなくてもテラスに出るのはOKだそうで、ダメ元で聞いて良かった。中央にお弁当を食べた庭園が。遠くには、木津川、宇治川、桂川や男山などが見えました。雄大な景色に感動。本当に素敵な美術館でした


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